この記事でわかること
- 電験三種は文系でも合格できる
- 電験三種に文系でも合格できる理由
- 文系出身者が電験三種に合格するための勉強方法
- 文系出身者におすすめできる電験三種の参考書
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この記事では「電験三種は文系出身者でも合格できるのか?」について解説していきます。
文系出身の方は、自分は電気のド素人だけど、電験三種に文系でも合格できるのかで悩んだことはありませんか?


文系でも電験三種に合格できるのか不安でたまらないです…

そんな文系の僕でも、勉強すれば電験三種に合格できるものなのでしょうか?
電機について全く知らないド素人の文系出身者が、勉強しても電験三種に合格できないのではないか?と思う方もたくさんいます。

そこでこの記事では、電験三種は文系出身者でも合格できるのか?について解説していきます。
合わせて、文系出身者が電験三種に合格するための勉強方法や、文系出身者におすすめする電験三種に合格できる参考書についても紹介していきます。
この記事を読めば「文系出身者だけど電験三種に合格できるのかな…?」「文系の自分が電験三種に合格するための勉強方法・おすすめの参考書は何かなぁ…?」という悩みを解消できます。
文系出身者で電験三種に合格を目指している方、文系だけど電験三種に合格できるのか不安な方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
電験三種は文系出身者でも合格できるの?

文系出身者の僕でも電験三種に合格できるのでしょうか?
やはり、理系出身者だけが合格していくのでしょうか?
そこでここでは、電験三種は文系でも合格できるのかについて解説していきます。

結論から言うと、文系出身者でも電験三種に合格できます。
なぜなら、電験三種では、求められる数学のレベルがそこまで高いわけでもなく、原理や仕組みを理解すれば高得点が取れるからです。
実際に、僕の親戚の方も文系の学部を卒業していますが、電験三種を取得しています。
そのため「文系だから電験三種に合格できない…」と思わないようにしましょう。
そこで、文系で電験三種に合格した方の声を集めたので、次で紹介していきます。

文系で電験三種に合格した人の言葉

そこでここでは、文系で電験三種に合格した方の言葉を紹介していきます。
文系出身で、電験三種をを受験しようと考えている方は、ぜひ読んでみてくださいね。

周りを見てると高校や専門学校で電気科だった人よりも、文系でも進学校出身や大卒が、あっさり電験三種合格してる。私はどっちにも該当しないです。理系でもないです。
— 電気主任技術者どうめい (@denken333) October 18, 2019
電験三種の免除が無事届きました。文系卒でオームの法則くらいしか知らないレベルから3年かけて合格。次のステップに向けて一歩づつ努力していきたい。
— カカオ (@Z7PEgxbhVtiPvm0) December 4, 2019
努力だけで何とかなるのが電験三種。
私は文系かつ分数すら忘れてて合格したので、努力さえあればどんな人にでも合格できる資格と思います。— 日日是好日 (@perehairimasita) November 1, 2019
このように、電験三種は文系出身者でも合格できます。
「オームの法則しか知らない」「分数も忘れていた」このような方でも努力すれば電験三種に合格できるので、文系だからと言って諦めないようにしてください。

電験三種に文系出身者でも合格できる理由

ですが、文系出身者でも電験三種に合格できる理由がわかりません…
そこでここでは、電験三種に文系出身者でも合格できる理由について、解説していきます。

電験三種に文系出身者でも合格できる理由3つ
- 理由①:高校2年生レベルの数学で対応できるから
- 理由②:通信講座や参考書が充実しているから
- 理由③:科目合格制度があるから

理由①:高校2年生レベルの数学で対応できるから
電験三種に文系出身者でも合格できる理由1つ目は「高校2年生レベルの数学で対応できるから」です。
電験三種では、以下のような数学の分野を扱います。
電験三種で扱う数学の分野
- 複素数
- 三角関数
- 三角比
- 微分(電験三種ではほとんど使わない)
- 積分(電験三種ではほとんど使わない)
など
これらは、高校2年生で学習する数学です。
数学で求められる力が低いため、文系でも電験三種の合格を狙えます。

理由②:通信講座や参考書が充実しているから
電験三種に文系出身者でも合格できる理由2つ目は「通信講座や参考書が充実しているから」です。
電験三種を勉強する時には、通信講座や参考書が必須となります。
現在では、通信講座も多くの教材があり、参考書もたくさん存在しており、どれもわかりやすく書かれています。
文系の方でも自分で考える力があれば、通信講座や参考書を使って電験三種に合格できます。

理由③:科目合格制度があるから
電験三種に文系出身者でも合格できる理由3つ目は「科目合格制度があるから」です。
科目合格制度を利用すれば、文系の方でも数年で電験三種を取得できます。
ちなみに、電験三種の科目合格制度は、「4科目中、合格した科目は2年間受験が免除される」という制度です。
電気技術者試験センターは以下のように提示しています。
科目合格制度とは?
試験の結果は科目別に合否が決まり、4科目すべてに合格すれば第三種電気主任技術者試験合格となりますが、一部の科目だけ合格した場合には科目合格となって、翌年度及び翌々年度の試験では申請によりその科目の試験が免除されます。
つまり、3年間で4科目の試験に合格すれば第三種電気主任技術者免状の取得資格が得られます。
要するに「合格した科目は2年間受験しなくても合格扱いにするよ」という制度です。
電験三種の科目合格制度を利用する人はかなり多いので、電験三種を受験する時には、ぜひ覚えておいてください。
科目合格制度について詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ読んでみてください。

合わせて読みたい

文系出身者が電験三種に合格するための勉強方法

それを踏まえて、電験三種の勉強をしていきたいのですが、文系出身者が電験三種に合格するための勉強方法を教えて欲しいです。
では、文系出身者が電験三種に合格するための勉強方法について解説していきます。

文系出身者が電験三種に合格するための勉強方法
- 勉強法①:数学を勉強する
- 勉強法②:毎日継続して勉強する
- 勉強法③:第二種電気工事士の取得から目指す

勉強法①:数学を勉強する
文系出身者が電験三種に合格するための勉強方法1つ目は「数学を勉強する」ということです。
文系の方が電験三種に合格しようと思うと、高校2年生レベルの数学を勉強する必要があるからです。
そこで僕は「電験三種に合格するための 初歩からのしっかり数学」という数学の参考書をイチオシします。
この参考書は、かなりわかりやすく書かれており、数学が苦手な文系の方にぴったりの参考書となっています。
文系の方は、電験三種の勉強を始める前に、数学の勉強を短期間で行ってしまいましょう。

勉強法②:毎日継続して勉強する
文系出身者が電験三種に合格するための勉強方法2つ目は「毎日継続して勉強する」ということです。
なぜなら、電験三種に文系の方が合格するには、1000時間以上の勉強時間が必要とされているからです。
また、電験三種は、理論・電力・機械・法規の4科目があり、各科目の勉強範囲はかなり多くなっています。
そのため、文系出身者だからこそ、毎日勉強して徹底的に理解・演習・復習をすることが重要となります。

勉強法③:第二種電気工事士の取得から目指す
文系出身者が電験三種に合格するための勉強方法3つ目は「第二種電気工事士の取得から目指す」ということです。
なぜなら、電気工事士の勉強や知識がそのまま電験三種につながるからです。
文系の方でも電験三種に合格できますが、実際はなかなか難しいですよね。
そこで、文系の方には、もう1ランクレベルを下げた第二種電気工事士を取得してから、電験三種を目指すことをおすすめしています。
電気工事士⇒電験三種の順番で勉強することで、電気のことにもより詳しくなれます。
そのため、文系の方で「電験三種はかなり難しい」と思ってしまう場合は、第二種電気工事士の勉強から始めてみてください。
次は、文系出身者におすすめする電験三種の参考書について解説していきます。

文系出身者におすすめする電験三種の参考書

しかし、文系の方でも使える参考書がわかりません…
そこでここでは、文系出身者におすすめする電験三種の参考書を紹介していきます。

文系出身者におすすめできる電験三種の参考書
- 参考書①:JTEXの電験三種受験講座
- 参考書②:みんなが欲しかった電験三種シリーズ
- 参考書③:電験三種やさしく学ぶシリーズ

参考書①:JTEXの電験三種受験講座
文系出身者におすすめできる電験三種の参考書1つ目は、「JTEXの電験三種受験講座」 です。
文系の方で電気について全く知らない場合は、JTEXの電験三種受験講座をおすすめします。
なぜなら、文系出身で電気ど素人の方が電験三種の勉強を独学で行うと、挫折してしまう可能性が高いからです。
電気について少しでもわかる方は、勉強していても面白く感じますが、文系で電気を全く知らない方は、勉強自体を苦痛に感じてしまいます。
そのため、文系出身者で電験三種の合格を目指している方には、JTEXの電験三種受験講座をおすすめします。

参考書②:みんなが欲しかった電験三種シリーズ
文系出身者におすすめできる電験三種の参考書2つ目は、「みんなが欲しかった電験三種シリーズ」です。
みんなが欲しかった電験三種シリーズは、図やイラストを用いて解説されており、文系の方でも抵抗感なく取り組めるからです。
公式や原理の図が簡単にかつ、カラー付きでまとめられているため、非常に見やすくなっています。
参考書で勉強がしたい文系の方は、基礎編として「みんなが欲しかった電験三種シリーズ」をぜひ利用してみてください。

参考書③:電験三種やさしく学ぶシリーズ
文系出身者におすすめできる電験三種の参考書3つ目は、「電験三種やさしく学ぶシリーズ」です。
「電験三種やさしく学ぶシリーズ」は、説明の部分を最小限に抑えて、問題を解いて知識を増やせる参考書だからです。
電験三種に合格するには、実際の問題を解く必要があり、演習を通して知識を定着させることができます。
しかし「電験三種の初学者にはなかなか難しい」という意見もあるため、文系の方で電気についてある程度知っている場合におすすめできる参考書となっています。

まとめ:電験三種は文系でも合格できるので自分なりの勉強方法を見つけよう
この記事では、電験三種は文系出身者でも合格できるのか?について解説していきました。
合わせて、文系出身者が電験三種に合格するための勉強方法や、文系出身者におすすめする電験三種に合格できる参考書についても紹介しました。
いかがだったでしょうか。
最後にこの記事のまとめを書いておきます。

この記事のまとめ
■ 【結論】電験三種は文系出身者でも合格できる!
- 文系で電験三種に合格した人の言葉
■ 電験三種に文系出身者でも合格できる理由
- 理由①:高校2年生レベルの数学で対応できるから
- 理由②:通信講座や参考書が充実しているから
- 理由③:科目合格制度があるから
■ 文系出身者が電験三種に合格するための勉強方法
- 勉強法①:数学を勉強する
- 勉強法②:毎日継続して勉強する
- 勉強法③:第二種電気工事士の取得から目指す
■ 文系出身者におすすめする電験三種の参考書
- 参考書①:JTEXの電験三種受験講座
- 参考書②:みんなが欲しかった電験三種シリーズ
- 参考書③:電験三種やさしく学ぶシリーズ
文系出身者の方は「自分は文系だけど電験三種に合格できるのかな?」「文系だから電気のことは難しい」と感じることもありますよね。
しかし、電験三種は文系の方でも普通に合格できます。
文系の方は、通信講座で進めるのか、参考書で勉強するのかを深く考える必要があります。
どちらにせよ、文系出身の方が電験三種に合格するためには、かなりの時間が必要になります。
そのため、この記事で紹介した勉強方法を忘れずに実践することが重要です。
