この記事でわかること
- 僕が電験三種に独学で合格できた理由ってなに?
- 電験三種合格までの勉強時間は約500時間
- 電験三種に合格するまで使っていた参考書2選
- 電験三種の合格を目指す方は復習を徹底すると良い
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この記事では、電験三種に合格した時のことを振り返りながら、僕の電験三種の合格体験記を伝えていきます。
電験三種の合格を目指す皆さんは、電験三種合格者の合格体験記について見てみたいと思ったことはありませんか?


そこで、電験三種に合格した方の体験記を読んでみたいです。

自分の勉強法では通用しなかったので、電験三種の合格体験記を読んで、勉強法やモチベーション維持につなげていきたいです。
また、電験三種の合格体験記を見るだけでも、モチベーションが上がったりしますよね。
僕もいろんな方の電験三種の合格体験記を読んで、参考にさせてもらってました。

そこでこの記事では、電験三種に合格した時を振り返りながら、僕の電験三種の合格体験記を皆さんに伝えていきます。
また、電験三種に合格できた時の理由や、電験三種に合格するために使った参考書なども合わせて紹介していきます。
この記事を読めば、僕の電験三種合格体験記がわかり、電験三種に合格するための秘訣がわかります。
今年中に電験三種に合格したい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
電験三種に合格した「でんさん」のスペック

電験三種に合格した「でんさん」のスペックを教えてください。
では、僕「でんさん」のスペックを教えます。

「でんさん」のスペック
- 理系大学生
- 電気/電子工学専攻
- 電験三種は2年かけて合格
- 高校レベルの数学の計算は解ける
- 頭は悪い方で大学の成績も良くない
これが僕の簡単なスペックになります。
電験三種合格した証明として、僕の免状を貼っておきます。
電験三種には、科目合格制度があります。
そこで僕は、科目合格制度を利用して次のように電験三種に合格しました。
- 1年目:「理論」のみ合格
- 2年目:「機械」「電力」「法規」合格
このように僕は、電験三種を2年かけて合格しましたが、今振り返ってみると1年で合格できたと思います。
その理由は、「電験三種の4科目のうち、1科目だけ選択して解ければ良い」と考えていたからです。
そのため、1年目は電験三種の「理論」しか勉強しませんでした。
電験三種の合格を目指す方は、僕みたいに「1科目だけ合格すれば良い」と勘違いしないようにしてください。
僕のスペック紹介も終わったので、次は僕が電験三種に合格できた理由について解説していきます。

電験三種に合格できた理由3選

では、「でんさん」が電験三種に合格できた理由を教えて欲しいです。
では、僕が電験三種に合格できた理由を3つ紹介します。

電験三種に合格できた理由3選
- 理由①:電気が好きだから
- 理由②:勉強時間を確保できたから
- 理由③:公式を丸暗記しなかったから

理由①:電気が好きだから
僕が電験三種に合格できた1つ目の理由は「電気が好きだから」です。
僕は大学でも電気工学を専攻しており、電気に対しての抵抗がありません。
- この問題、他に解き方無いのかな?
- 「アーク放電」ってどういう現象だろう?

このように、電験三種勉強中にわからないことがあっても楽しんで調べていました。
また、「電験三種に合格するなら、電気に興味がないと合格できないだろうな」と勉強中に感じていました。
そのため、僕が電験三種に合格できた1番の理由は、電気に興味があって、勉強を続けられたからだと考えています。
電験三種に合格したい方は、心から電気を好きになってみてください。

理由②:勉強時間を確保できたから
僕が電験三種に合格できた2つ目の理由は「勉強時間を確保できたから」です。
僕は大学生なので、社会人の方と比較すると、それなりに勉強時間を確保できます。
しかし、僕も授業やアルバイト、大学の課題、毎週ある実験のレポートなど、しなければならないこともたくさんありました。
サークルにも参加していましたが、電験三種勉強中はそんなに行っていなかったです。
そのため、社会人の方が電験三種に合格するためには、自分の娯楽時間を削って勉強する必要があります。

でも対策法はあります。
- 仕事に行く前に1時間だけでも勉強してみる
- 電車の中で勉強する
- 仕事終わりに暗記ものの勉強だけする
このようなことを毎日続けるだけでも電験三種の合格に近づきますよ。
頑張ってみてください。

理由③:公式を丸暗記しなかったから
僕が電験三種に合格できた3つ目の理由は「公式を丸暗記しなかったから」です。
公式を丸暗記してしまうと、応用問題が解けなくなるからです。
実際に、電験三種の勉強をしている方で、公式を、丸暗記している方は多いです。
しかし、電験三種は、過去問にはない問題がよく出ます。
公式を丸暗記しても、文字や単位、角度の位置を変えられてしまうだけで、丸暗記した公式は通用しなくなります。
そのため、電験三種に合格したい方は、公式の意味や使い方を理解してから公式を覚えてみてください。
次は、電験三種に合格するまでにかかった時間について解説していきます。

電験三種に合格するまでにかかった時間

参考にさせて欲しいです。
それでは、僕が電験三種に合格するまでにかかった時間について解説していきます。

結論から言うと、僕が電験三種に合格するまでにかかった時間は、約500時間~550時間です。
理系の電気科大卒の方や、電気科大学生であれば、多いと感じる方もいますし、電気をほとんど忘れている方や、文系の方などは少ないと感じるでしょう。
実際に、僕も大学の課題や実験レポート、趣味などに費やしていた時間の方が多いです。
各科目に費やした時間は以下のようになります。
電験三種の各科目に費やした時間
- 理論⇒ 30時間程度
- 機械⇒180時間程度
- 電力⇒200時間程度
- 法規⇒120時間程度
「理論」に関しては大学で学習していたため、そんなに勉強しませんでしたが、「機械」と「電力」には力を入れていました。
なぜなら、勉強範囲が多いからです。
高校レベルの数学がわからない方や、電気を全く勉強したことがない方は、全体で約700時間~800時間はかかると思っておくと良いです。
次は、僕が電験三種に合格するまでに使用した参考書を簡単に紹介します。

電験三種に合格するまでに使用した参考書2選

では、僕が電験三種に合格するまでに使用した参考書を紹介していきます。
実際に、僕が使っていた参考書は以下の2つです。

僕が電験三種に合格するまでに使用した参考書2選
- 参考書①:みんなが欲しかった!電験三種
- 参考書②:電験三種受験テキスト(完全マスター)

参考書①:みんなが欲しかった!電験三種
僕が電験三種に合格するまでに使用した参考書1つ目は「みんなが欲しかった!電験三種」です。
この参考書は、電験三種初心者向けの参考書です。
僕はこの参考書を使って、まずは基礎を固めました。
イラストや図がカラーで載っていたため、かなり見やすくかつ、わかりやすい参考書でした。
また、分野別の過去問もセットで付いているので、説明を理解したらすぐに演習できます。
そのため、電機回路などの解き方がわからない方は、「みんなが欲しかった!電験三種」を使って勉強するのもありです。

参考書②:電験三種受験テキスト(完全マスター)
僕が電験三種に合格するまでに使用した参考書2つ目は「電験三種受験テキスト(完全マスター)」です。
よく「完マス」と呼ぶ方もいます。
この参考書は、かなり専門的なことまで書かれてあり、電験三種の試験にはほとんど出ない情報も載っています。
電験三種受験テキスト(完全マスター)のレベルは、中級者~上級者レベルで、基礎を学びたい方にはおすすめできません。
そのため、基礎を学び終えた方や、電験二種も視野に入れている方は、ぜひこの参考書を使ってみてください。
次は、僕の友達の合格体験記について簡単に紹介しておきます。

電験三種の合格体験記【友達編】

僕は友達と一緒に電験三種を受けていました。
そこで今回は、電験三種を受けて合格した僕の友達2人に実際に話を聞いてきました。
興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいね。

合格体験記①:大学の友達Aさん
それでは、Aさん、よろしくお願いします。
Aさんは、電験三種の科目合格制度を使いましたか?


いいえ、僕は一発で合格できました。
じゃあ、電験三種に合格できた理由を教えてください。




1月から勉強し始めてその年の9月まで、基本的に朝1時間、夜1時間の勉強を行っていました。
どの科目の順番で勉強しましたか?
また、各科目にかかった勉強時間について簡単に教えてください。


「理論」と「機械」を200時間以内に終わらせて、「電力」を200時間、「法規」を100時間で終わらせることを意識していました。
どの参考書を使っていましたか?


では、最後に電験三種の合格を目指している方へのアドバイスをお願いします!


だからこそ、毎日コツコツと勉強することが大切です。
また、どの科目も「理論」の知識が必要になるので、「理論」は徹底的に理解してみると良いです。
ありがとうございました。
次は、友達Bさんお合格体験記について伝えていきます。

合格体験記②:大学の友達Bさん
それでは、Bさん、よろしくお願いします。
Bさんは、電験三種の科目合格制度を使いましたか?


僕は科目合格制度を使って、2年で電験三種に合格しました。
1年目と2年目に合格した科目を教えてください。




大学の授業と課題、実験レポート、アルバイトなどがあって、なかなか勉強時間を確保できませんでした。
合計の勉強時間はどれくらいですか?


1年目は全科目勉強して400時間くらい使いました。
2年目は「機械」と「電力」だけだったので、250時間くらいですね。
どの科目から順番に勉強をしたのですか?


「理論」⇒「電力」⇒「機械」⇒「法規」の順番で勉強しました。
電験三種に合格するまでに使った参考書はなんですか?


完全マスターは使いやすいですよね。
僕も使っていました。
では、最後にこれから電験三種の合格を目指す方へのアドバイスをお願いします。


はい、わかりました。
電験三種に合格するためには、とにかく「内容理解⇒問題演習⇒復習」のサイクルが大切です。
毎日1時間でも良いので、継続して勉強してみると、かなり復習もしやすくなります。
一発合格が難しい方は、僕と同じように、科目合格制度を使ってみてください。
Bさん、ありがとうございました。
次は、電験三種の合格を目指す皆さんに伝えたいことを紹介します。

電験三種の合格を目指す皆さんに伝えたいこと

最後にアドバイスをください!
では、これから電験三種の合格を目指す方に伝えたいことを書きます。

電験三種は、しっかりと勉強していれば合格できる試験です。
しかし、正しく勉強できていない方が意外と多いです。
僕は、電験三種に合格して「毎日少しずつ勉強することが一番重要」だと感じました。
なぜなら、不規則に勉強しても忘れてしまうことが多いからです。
確かに電験三種は難関レベルの試験ですが、科目合格制度があるので、合格はしやすい試験とも言えます。
一発で合格できない方は、科目合格制度を存分に利用するつもりで勉強すると良いです。
電験三種に合格するために、自分なりの勉強方法や、勉強計画を立てて、継続して勉強してみてください。
しかし、「理論」の内容は他の3科目でも使うので、これから電験三駿の勉強を始める方は、「理論」から勉強することをおすすめします。

まとめ:電験三種は正しい勉強をすれば必ず合格できる!
この記事では、僕の電験三種合格体験記について解説しました。
合わせて、僕が電験三種に合格するまでにかかった時間や、電験三種に合格するまでに使った参考書なども紹介しました。
いかがだったでしょうか。
最後にこの記事のまとめを書いておきます。

この記事のまとめ
■ 電験三種に合格した「でんさん」のスペック
■ 電験三種に合格できた理由3選
- 理由①:電気が好きだから
- 理由②:勉強時間を確保できたから
- 理由③:公式を丸暗記しなかったから
■ 電験三種に合格するまでにかかった時間
■ 電験三種に合格するまでに使用した参考書2選
- 参考書①:みんなが欲しかった!電験三種
- 参考書②:電験三種受験テキスト(完全マスター)
■ 電験三種の合格体験記【友達編】
- 合格体験記①:大学の友達Aさん
- 合格体験記②:大学の友達Bさん
■ 電験三種は勉強すれば合格できる試験
合格できていない方は、復習ができていないことが多いです。
問題ばっかり解いている方や、参考書だけを読んでいる方、意味を理解していなかったり、公式を丸暗記している方など、間違った勉強法をしています。
電験三種には、科目合格制度があります。
一発で合格を目指すことは良いことですが、全科目に触れようとして、1つの科目を中途半端に理解するのはダメです。
そのため、一発合格か科目合格制度を利用するのかを明確にして、正しい勉強法を行ってみてください。
電験三種の合格を目指す皆さんが、無事に合格できることを祈っています。
